德岛仙

2016年04月

母の楽しみのイチゴを凛太郎に盗られた!
 庭先に置德善健康管理いたプランターに植えたイチゴ。大好きな「章姫(あきひめ)苺」とピンクの花が可愛らしく珍しさに惹かれて買ってきた四季成り苺「フラグー」。ナメクジに先を越される前にと毎日様子を見ながら、赤く成りきる前に口に入れていた。あきひめは甘く、フラグーは酸っぱい。庭仕事の合間にほおばるイチゴは美味しい。
 イチゴを食べる時は私が五分の四、凛太郎が五分の一くらいの割合だ。凛太郎と顔を見合わせ「美味しいなーイチゴ」と言って、毎回ほんの少ししかやっていない。だって私はイチゴが大好き。一粒全部食べたいところを少しやっているというところを解かって欲しいところなのだが。
 私がイチゴをつまんで採っているのを見ると、凛太郎は舌なめずりと生唾を飲むという仕草をするようになり、昨日にいたっては、成っているイチゴをどうして食べたらいいかをどうも理解した様子で、ぶら下がっている苺を舐めにかかっていた。
 それを見た私は「こらっ!かあちゃんが採ったら、一緒に食べるんやろ。勝手に盗ったらアカン!」と叱ったのだった。イチゴがダメならと凛太郎はまだ青いブルーベリーが成っている小さくて低い木の傍で同じ行為を始めた。昨年、一緒に食べたブルーベリーの味を覚えているのか、たいしたもんだと少し感心しながらも「アカンて言うてるやろ!それはまだ食べられへん。今、食べても美味しいない。食べたらアカン!」と私。
 凛太郎は「食べるか?」「欲しいか?」「美味しい」「美味しくない」はわかっているようで、ブルーベリーがまだ食べられない、食べても美味しくないは理解したようだった。それで、イチゴに戻ってきて、また舐めたので、拳を振り上げて見せて「アカンて言うてるやろ」と叱るとあきらめたようなそぶりを見せた。

 そして今日。昨日はまだ早いと思い、食べるのを今日の楽しみに伸ばしたフラグーの2粒、凛太郎にも「それは明日一緒に食べよな」と言っていたのだが、食べようかなとプランターの傍に行くと、無い。イチゴがぶら下がっていた茎が実の重さから解放されて宙に浮いている。ナメクジならば穴があいたりして、全部食べ尽くすという食べ方はしない。
 私がイチゴの傍に行くと嬉しそうに尾を振って傍にやってくる凛太郎であったが「イチゴが無い!なんで無いの!」と一人叫ぶ私の声を聞いたせいか、足もとの凛太郎は早くもごめんなさいポーズ。あやしい、絶対あやしい。
 「あんたがイチゴ食べたんか?」と凛太郎に問いただすと、彼は耳をおちぶらせ、伏せ德善健康管理ポーズ、頭もしゅん。母は確信して声に出して言った。
 「あんたが食べたんやな。昨日一緒に食べよて言うてたのに、一人で食べたんやな」。語句もキツクなる。感情も入る。食べ物の怨みは恐ろしいのだ。凛太郎はますます低姿勢で怒られるのを覚悟の姿勢を崩さない。食べてしまったものはしょうがないし、現行犯で見つけたわけでもないので体罰はなし。けど、まだかなり酸っぱかったはず。でも悔しい。ああ悔しい。猿にタマネギを抜かれた時と同じくらい悔しい。
 私はしばらく「凛太郎がイチゴを盗った」「凛太郎がイチゴを盗った」「イチゴ泥棒」と繰り返し言い、凛太郎を睨んだ。彼は毎回、ちょっとしか貰えないイチゴを丸ごと食べたかったのかもしれない。
 母は去年、一昨年と畑にイチゴを植えるも、実は少ししかならず、それもナメクジに先を越され、口に入ることはなかった。今年は同じ轍を踏まないと決意し、私にとっては高価で、一袋八百円もする野菜の土を買い、プランターで育てていたのだ。おかげで、イチゴはすくすく育ったけれど、元を取れるほどにはまだ成っておらず、あきひめはそろそろ終わりかけている。これなら買ってきて食べた方が安い。でも育てて食べるという「安全」と「楽しみは」何物にも変えがたい。
 しかし、いちご狩を覚えてしまった凛太郎邊間補數學好は次にはブルーベリー狩もするのではないだろうか。ブルーベリーま毎年鳥にも食べられているので、今年は私の口に入り数が圧倒的に少なくなるのではという危機感が、、、。
 ちなみに、今晩の夕食にトマトサラダを作った。凛太郎はトマトも大好物で鼻を鳴らしていたが、一切れもやらなかった。ささやかな復習を果たした。もちろん「あんたがイチゴ盗ったし、今日はトマトはあげへん」と声にも出して言っておいた。母はまことに大人気無いのである。 

きのう、かあちゃんと一緒にじいちゃんの家に行った。かあちゃんと一緒集運にドライブをするのは好きだ。ホントは危ないのだろうけれど、運転するかあちゃんの腕に両手を乗せて、窓から外の風景を見るのが大好きだ。
 それにも飽きて、助手席で少しカラダを休めたりもする。ボクはお利口で、ボスに忠実なワンだから、めったに寝たりはしない。かあちゃんが「凛、寝てたらええで」とやさしくアタマを撫でてくれても、例えウトウトしても必死で睡魔と戦いながら起きていようと勤めている。それが犬ってもんだとボクは思っている。でも、ついウトウトしてしまうんだ。
 で、気持ち良くウトウトしていたら、夢か現か現か夢か、この臭いはなんだ!クンクン臭う。これは、ク、クサイ。ぐるじいー。
 ボクは起きあがり、助手席からかあちゃんの膝に乗り、さらに腕に乗って、窓に手をかけ、思い切り伸びて、少しだけ開いた窓から新鮮な空気を吸おうとした。その必死激光去斑の行為を見て、かあちゃんはすぐに窓をたくさん開けてくれた。そしてかあちゃんはこう言った。「ごめんなー。かあちゃんのオナラ臭かったなー」と。
 そうか、かあちゃんも自分で臭かったんだ。それなら寒くても、はよ窓開けてよと、ボクは心の中で思った。犬は鼻が敏感なんだからね。ボクは開けてもらった窓に鼻を突き出し、思いっきり新鮮な空気を吸った。ああ、ぐるじかった。ほんまに強烈にクサかったんやしー。
 最近、かあちゃんは体調が不良か食い過ぎか、オナラをブンブンしている時がある。居間でしている分にはまだマシなのだが、最低なのは一緒にベッドで寝ている時だ。ボクは窒息するかと思うくらいだ。そういう時は布団から抜け出すのだけれど、寒くなったらまた入る。このごろは寒いので、かあちゃんは布団を巻きこんで寝ているのでなかなか中に入れない。ボクは鼻先を突っ込んで布団に入ろうとするのだけれど、うまく入れない時がある。出るのはラクなんだけどね。
 でもね、かあちゃんはボクの仕草を感じ取り首周りの布団を開けてくれる。起きてくれない時はかあちゃんの顔を舐める。そしたら寝ぼけながら布団を開けてくれる。ま、なかなか優しいかあちゃんではある。ボクを炬燵代わりにしているんだから、それぐらいは当たり前だとちょっぴりボクは思うのさ。けどね、お願いだからお布団の中でオナラするのはやめてよね。
 じいちゃんが言うには、冷えでもオナラが出るそうだ。きっとかあちゃんは冷えていたんだと思う。せいぜいあったかくしてオナラが出ないように気をつけてよね。ボクの鼻はすごく敏尖沙咀酒店感なんだからね。

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